【 食育 】食べ物から学ぶこと。リンゴと干柿とサンドイッチ

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先日自分からお片付けできたことを褒めたら、すっかりお手伝いロボ化した2歳の末っ子。
「ぼくやるよー」
が口グセです。

今朝5歳の長男にリンゴの皮むきをお願いしたら、案の定、末っ子がやってきて、
「ぼくやるよー」٩(๑´∀`๑)۶

気持ちはありがたいけど、まだ早いんじゃないかな?
でも、2歳さんにはそんなこと通じないよね(´・ω・`)
ボクヤルヨ、ボクヤルヨ、を連呼してます。

まあ、ピーラーならいっか。と思って、リンゴとピーラーをわたす。
そんなちっちゃい手で大丈夫か?と思ったけど、
おぉ、ちゃんと剝いてる! 思ったより手先が器用!

リンゴは近所の無人販売所で買った小ぶりなサンサだったんですが、リンゴをくるくる回しながら5分くらいで剥き終わる。
2歳スゲー!
もう皮むきできるのね。
これなら幼稚園に入っても安心だ。


入園予定の幼稚園は、食育にすごく力を入れているところで、農作物を育てる、収穫する、脱穀する、乾物を作る、魚を捕る、魚をさばく、といろんな体験ができるところです。

毎年秋には干柿つくりをするので、3歳で柿の皮むきを覚えます。3歳だとまだピーラーでですが、柿って結構すべるから難しいんですよね。
剥いた柿を紐にくくりつけ、窓の外に干す。
教室の窓から見える干柿は、日に日にシワシワに。小さく、茶色く、表面にはうっすら白い粉が吹いてきます。

園の中に入ってみると、子供たちが自然と観察しているのを見かけます。
「どうして白くなるのかな」
「これ甘い?」
「まだ渋いよ」
「へんなにおい」
「なんで甘くなるの?」
答えが出ないときは、疑問を持ち帰り、調べたことを紙にまとめて持ってくる子もいます。


ハルも「干す」ということにすごく興味を持って、4歳のときに家で干柿づくりをしたことがありました。
近所の人に渋柿を分けてもらって、皮を剥き、熱湯に通し、紐でつるす。

「お日様と風が必要なんだよ」
干柿づくりに関しては、ハルの方が物知りです。

表面が少し固くなったころに、干し柿をもむ。不思議な感触。
「これ、もう美味しいよ」
ほう。食べてみるか。
そのとき食べた干柿の渋さ。口の中が一気に茶色くくすむ感覚。シッブ。
「まだだったね」
そうやって、ひとつひとつ学んでく。


ちなみに、柿を干すと渋みが抜けるというのは、厳密にいうと、渋さがなくなるんじゃなくて、渋さが感じられなくなるから。
渋柿には、渋み成分のタンニンが水溶性の状態で含まれているんですが、水溶性なので、そのまま食べると口の中にタンニンが広がって渋みを感じます。
しかし、渋柿を干して乾燥させると、タンニンが水溶性から不溶性に変化します。
水分が抜けることによって、タンニンの成分が凝固し、味蕾細胞よりも大きくなるから舌に触れても感じなくなるんです。
干す以外にも、アセトアルデヒドを利用してタンニンを不溶性にする方法もあって、その場合は焼酎につけたり、湯につけたりします。

これを考えた昔の人ってすごいな、と思います。
干柿って、多分ものすごい試行錯誤のすえにできた食べ物。
その実験を毎年再現し、学ぶ。
食育とは、生きる力を育むことだとしみじみ感じます。


そして今日。なんだかリンゴのいい香りがする末っ子に、お昼のサンドイッチも手伝ってもらう。
正直、小さい子にお手伝いをしてもらうのは、すごく大変。
でも、これも食育なんだと思う。
いつもの倍以上の時間をかけて、サンドイッチを作る。
手間をかける。
積み重ねる。
大変だけど、かけた手間と時間は無駄にはならないと思う。
いつか1人で作れるように。息子に期待!